第51話「つかむぜ! 俺たちの卒業証書」
感動の最終回だった。特にヒネラーの思いが……。

あらすじ……
ユガンデに壊されたギャラクシーメガは、立ち上がることもできない状態で、久保田博士たちが総動員で直しているが、望みは薄い。一方月面基地でも裕作がメガウィングを使ってメガボイジャーのふさがれた発射口を開けようとしているが、なにしろメガウィンガーもやっと動いている状態でいつメガボイジャーが出撃できるかわからない状態だった。

みくは今日が卒業式の日であることを思い出し、「もう出られないね」とつぶやく。それに対して健太たちがまだ卒業式は終わってはいないと、彼女を励ます。そこに人々が集まってきた。彼らはギャラクシーメガがこんなところにあるからネジレジアが襲ってくるんだと口々に責め立てる。そんな彼らの矢面に立つ耕一郎たち。久保田博士は彼らを責めないで欲しいと頭を下げる。そこに怪人が現れる。それは久保田博士を狙う。メガレンジャーに変身する健太たち。クネクネを倒し、怪人から久保田博士を守ろうとする。だが怪人は急にその本性を見せる。それはDr.ヒネラーこと鮫島博士だった。

ヒネラーはデスネジロに戻り、デスネジロをグランネジロスに変形させて、メガレンジャーたちとの最後の戦いに挑む。メガレンジャーたちは裕作が必死の思いで、修復した発進口から発進してきたメガボイジャーに乗り込み、ヒネラーのグランネジロスと対決する。

ヒネラーは宇宙開発のために、人間そのものを強化しようとして失敗し愛娘を死に至らしめたことによって、人々から非難されたうえに、久保田博士の提唱したメガスーツ理論のせいで完全に学会から追放されたことを恨みに思っていたのだ。そして自分の科学を完成させるために、ジャビウスの誘いを受けてネジレジアに行ったのだという。

メガレッドたちは戦いの中で科学は人の幸せのためにあるんだとヒネラーに言う。だがヒネラーは彼らにメガレンジャーであるがために人々からうとまれている事実を指摘する。その言葉に反論できないメガレンジャーたち。だがヒネラーの自分を認めない者には死があるのみという言葉に、メガレッドたちは奮起する。自分たちは人間を信じたいのだと、青春をつぶされてたまるかと。

そんなメガレンジャーの戦いを見ていた3−Aのクラスメートたちは校長たちが逃げろという言葉に一度は逃げかけたものの、恵里奈があそこで戦っているのは健太たちだ、という言葉にジロウが残り大岩先生とともにメガレンジャーを応援する。そしてその仲間はしだいに増えて、苦戦するメガレンジャーたちのもとにがんばれという声が届く。その言葉に再び立ち上がるメガレンジャー

だが死を目前に控えたヒネラーは自爆することによって、すべてを破壊しようとする。それを阻止しようとして高く飛び上がるメガボイジャー。上空で爆発するメガボイジャー。その様子を見た3−Aのクラスメートはショックを受ける。

そして卒業式が始まり、最後に大岩先生は勇敢な戦士として健太たちの名前を挙げようとする。健太の名前が呼ばれたとたん、メガレッドがサイバースライダーに乗ってやってくる。メガブラックたちも全員が壇上の上に立った。彼らは生きていたのだ。マスクをはずした健太たちはクラスメートに頭を下げて「応援してくれたから勝てたのだ」と礼をを言う。耕一郎もありがとうと頭を下げる。みくが爆発の寸前脱出したことを話す。

そして再び卒業式が始まる。彼らの名前とともにメガレンジャーとしての名前も一緒に呼ばれて彼らは卒業証書を受け取り、そして全員で記念撮影となる。

メガレンジャー【完】

感想……
こんなにはっきりと敵側の意志が身近に感じられたのは初めてではないかと思う。ヒネラーの野望の源が、自分を受け入れなかった世間に対する恨みだったとは。何故、久保田博士に復讐したがるのかずっと不思議だったのだけど、これですっきりした。八つ当たりでひねくれているけど、そう言うことって現実でもあることだし。だから余計にヒネラーの意図が身近に感じられた。

ガオレンジャーの敵はオルグで、要するに人々の悪しき心が生み出したようなものでその目的はというと……よくわからなかったりするし。ハリケンジャーもジャカンジャは「あれ」を探しているけど、「あれ」とはなんぞやだったし。デカレンジャーは刑事物だったから大きな敵という感じではなかったし。アバレンジャーもエヴォリアンの目的はいったい何? アナザーアースを征服してどうするの? という感じだったし。
メガレンジャーはその点、終盤になってヒネラーの行動が一つの筋が通っている感じがして、思わず納得してしまった。

ヒネラーに対して今まで戦ってきた健太たちのせりふも最後にふさわしく、教えられるものだった。最後にクラスメートが彼らを応援してくれたのも良かったけど、メガボイジャーが爆発したからといって、なにも早々に彼らの机に花を添えなくてもいいのではないかと思ってしまった。

そしてエンディングも良くできていたかな。みんなの顔が重大なことを成し遂げたうえでの明るい表情が、これから彼らには今まで以上にがんばっていくんだなと思えて良かったと思う。明るいんだけど、むしろ涙をあえて誘わないやり方でのエンディングは逆に良かった良かったと言いながら泣いてしまうような感じがする。
彼らには二度と会えなくてとっても残念。そう思わせてくれる作品だったし、でも良かったと思える作品だと思う。


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